パルスオキシメーターとは指先などに装着し、皮膚に光を通すことによって、動脈血中の酸素飽和度と脈拍数を測定することのできる医療機器のことです。
採血する必要がなく、手軽に肺や心臓が正常に動いているか調べることができます。
最近では病院だけでなく、往診や訪問介護で使用されたり、持病を持っている人や、高齢者の自己管理のためにも使用されることが多くなってきています。
また新型コロナウイルスの感染拡大もあり、一般家庭でも購入を検討している人も増えているそうです。
そのため、一部家電量販店や通販サイトでも販売されています。
パルスオキシメーターの価格帯は3000円くらいのものから数万円するものまで様々。
価格によってその性能に違いはあるのでしょうか?
この記事ではパルスオキシメーターは安物でも大丈夫かどうか、おすすめのパルスオキシメーターについて見ていきます。
パルオスキシメーターは安物でも大丈夫?ちゃんと測れるの?

パルスオキシメーターは医療機器のため、取り扱っている店舗はあまり多くはないようです。
家電製品の取り扱いが豊富で、健康グッズの販売に力を入れているお店なら取り扱っている場合があります。
主に取り扱いのある店舗、通販サイトは以下のようになります。
- ヤマダ電機
- ヨドバシカメラ
- ケーズデンキ
- Amazon
- 楽天
Amazonや楽天などの通販サイトでパルスオキシメーターを調べてみると、その価格は3,000円ほどの手軽なものから、20,000円~30,000円するものまで様々です。
当たり前ですが、価格が高いものほど機能が豊富で、付属品が充実していたりします。
お手軽価格のものはシンプルな機能のものが多いようです。
日本製であるかどうか、アフターサービスの充実さなども値段に関わってくるでしょう。
あまり安すぎるものはちゃんと測定できているのか、機能に不安がありますよね。
ただ3,000円くらいのものでしたら、最低限の必要な機能がついており、測定には問題ないようです。
とりあえず、試してみたいという方におすすめです。
おすすめのパルスオキシメーター5選!
ここからはおすすめのパルスオキシメーター5選を紹介していきます。
1.パルスフロー

充実の機能のかわいらしデザインが特徴のパルスオキシメーターです。
JIS規格適合モデルであり指先に流れる血液量を測定する、測定精度にこだわった機器。
また、軽量でストラップ、ポーチ付きなので持ち運びにも便利です。
価格は5,990円。
看護師さんなど医療関係者向けの製品が豊富なこちらのサイトで取り扱っています。
NURSERY
2.リングO2/ニューロシューティカルズ

リング型で指にはめて使うのが特徴的な機器です。
外れにくく、圧迫感も少ないため、睡眠中でも快適に使用できます。
無料アプリと連動し、毎日の測定データをスマホで記録・確認することができます。
3.パルスフィット/日本精密機器

初心者でも使いやすいのが魅力的な製品となっています。
測定画面も見やすく、指を入れれば自動で測定を開始してくれます。
開発から製造まですべて日本で行っている点も安心できますね。
4.パルスオキシメータ/ドリテック
外出先でも測定しやすい手のひらサイズの商品です。
カラー液晶画面で見やすく、脈波波形の表示は2パターンから選択可能です。
指を挟むところにゴムがついており、ストレスなく使用できるところもポイントです。
価格は¥7,980。

5.CONTEC/united family

ワンタッチで測定でき、画面の明るさを5段階で調節できたりなど、家族みんなで使いやすい工夫がうれしい商品です。
3,000円とお手頃価格のため、とりあえず使ってみたい!という方にもおすすめです。
パルスオキシメーターを使うときの注意点!

では、実際にパルスオキシメーターで測定するときには、どんなことに注意したらよいのでしょうか。
次のような場合、測定が上手くいかない場合があります。
- 指などに正しく装着されていない、もしくは測定中に大きく体を動かしてしまい、機器がずれてしまったとき。
- 機器を強く握ったり圧力をかけたとき
- 医療機器やテレビなどほかの電化製品のすぐ近くで使用しているとき
- マニキュアをしている
- 強い貧血の時
正しい測定結果を得るためには、正しく機器を装着し、心身ともに安定した状態で使用することた大事なようです。
せっかく測定したのに、誤った結果が出てしまっては意味がありません。
説明書をよく読み、正しく使用しましょう。
パルスオキシメーターは安物でも大丈夫かまとめ
ここまでパルスオキシメーターについて見てきました。
パルスオキシメーターとは皮膚を通して、動脈血酸素飽和度と脈拍数を測る装置です。
光のでる装置を指先に装着することにより測定することができます。
酸素飽和度とは心臓から全身に運ばれる血液中のヘモグロビンにどれくらい酸素が結合しているか調べた値のことを言います。
肺や心臓の力が弱まり酸素を体内に入れる力が落ちてくると飽和度は下がり、息苦しさ、喘鳴などの症状が強くなります。
ひどくなると呼吸不全といった症状が現れます。
最近では感染症への不安の高まりから一般家庭でも使用する方が増えてきているパルスオキシメーター。
大手家電量販店や、通販サイトでも販売されており、値段は3,000円から数万円ほど。
医療機器ということもあり、価格帯の低い製品でも最低限の機能はしっかり備わっているものが多いようです。
購入する際はしっかりご検討の上、自分が使いやすいものをお求めくださいね。
また、パルスオキシメーターはあくまで医家向けの医療機器です。測定や操作自体は簡単ですが、表示された数値の意味については然るべき医療機関でしっかりと診てもらいましょう。
自己判断はNGです!